久しく休んでいたのでリハビリ的に少しずつ再開

11月12日    炬燵
11月13日    大阪部屋
 



11月12日
大阪:こたつー コタツは最高やねー
ちよ:そんなにいいものなんですか?
よみ:日本人のふるさとといってもいいだろうね。
ちよ:うち家にコタツ無いんで分からないですよ。
よみ:ええ?
ちよ:だって冷暖房完備で床暖房ですから。
とも:このブルジョアがー!
ちよ:生まれてこのかた洋式の生活ですから。
とも:もしかして和式便所は使えないとか。
ちよ:いや、さすがにそれは無いですけど。
大阪:でもコタツでみかんとか 人生の楽しみを知らないようなもんやで。
ちよ:そ、そうですか?
大阪:そうや!ちよちゃん今度うちにとまりに来えへん?。日本的生活の真髄を教えたげるわ。
ちよ:大阪さんの家にお泊まりですか!いいですねぇ。
とも:あー あたしもいく!
よみ:(失敗の予感…)

今の子供達って中には畳、障子、襖を知らない人もいるそうですね。
和式トイレの使い方が分からない子供達とか。


11月13日
とも:こんばんわ。
ちよ:こんばんわ。お世話になります。
大阪母:あらあらいらっしゃい。ちよちゃんね。
大阪:まあまあ上がって。

ちよ:うわー これが大阪さんの部屋ですか。
とも:すげーな このマンガ本の数。
大阪:そんなでもあらへん。子供のころからの全部とってあるだけやから。
ちよ:いっぱいありますねぇ。 どちらかというとレトロっぽいのが多いですね。
大阪:古本屋で仕入れるし、昔の漫画のほうがストーリはしっかりしていて読みやすいで。
とも:ねぇねぇ このこの「エロイカより愛をこめて」とか読んでいい?
大阪:何でもええでー 粗末にだけは扱わんどいてや。
ちよ:(本棚を見て)大阪さん「えの素」とか「ゴールデンラッキー」とかまで読んでるんですか?
大阪:それはええでー 榎本が分かるようになったら上級者やね。(えの素よりゴッキーのほうがより上級)
ちよ:不条理系の最右翼が吉田戦車だとすると最左翼が榎本俊二ですからね。
とも:なんでそんなこと知ってんだよ。
ちよ:漫画喫茶でかなりキャリアを積みましたから。
大阪:ちよちゃん読むの速いでー
ちよ:あ、「パタリロ」読ませてもらおう。

ちよ:わーこれがコタツですか。 はいってみていいですか?
大阪:まだや。いろいろ準備するものがあるねん。今は予熱中やで。
とも:予熱?
大阪:準備するものというたらやなー、まずみかん。
ちよ:みかんですか?
とも:最近はポテチというのもあるな。
ちよ:はぁ。日本版カウチポテトっていうわけですね。
大阪:そうやでー アメリカとかでそういうのが流行る前から日本にはそういう文化があったんや。
とも:日本バンザイだな。
大阪:それからやなー、TVかラジオ。マンガ本。もう手の届く半径1m以内に全てのものを準備してから入るんや。
とも:でもTVはねーじゃん。
大阪:だからラジオや。深夜放送はおもろいでー
ちよ:それで大阪さんはいつもお寝ぼうさんなんですね。
大阪:そして一番大事なアイテム。ハンテン!これがコタツに入るときの正式なユニフォームやな。
ちよ:ユニフォーム!?
大阪:これがあれば極論暖房器具がコタツしかなくても大丈夫やでー。今日は私がおとうちゃんのを着るから
   ちよちゃんには私の、ともちゃんにはおかあちゃんのハンテン貸したるわ
ちよ:うわーあったかそうですね。
大阪:あとは日本茶や! (下に向かって) おかあちゃーん お茶の用意したってや。
とも:あとはオプションでネコがいるとポイント高いな。
大阪:あー うちはネコ飼えへんねん。
ちよ:(ハンテンを着込む)わー なんかとっても日本的って感じがします。
大阪:そろそろ温まったやろ。はいってもええで。

三人:あったかーい。
大阪:ええか。コタツに入って、ハンテンを羽織って、やや猫背気味にみかんを食う。っはぁー 日本人やねぇ。
(大阪母がお茶とお茶のセットを持って入ってくる。)
大阪母:あらあら。もう(コタツに入って)丸くなって。 今日はお泊りでしょ? ゆっくりしてってくださいね。

(コタツで和んでいろいろお話中。)
とも:この赤いのがいいよね。いかにも赤外線って感じで。あったかそうじゃん?
ちよ:でも赤外線って目に見えませんよ。
とも:ともちゃんきっく!
ちよ:痛い。ともちゃんけらないでくださいよ。
大阪:あんまり暴れんといてや。お茶がこぼれるで。

ちよ:ひゃっ!大阪さん妙なとこ触らないでくださいよ。
大阪:私触ってへんでー
とも:私じゃないよ?
ちよ:じゃあ誰なんです?
(ちよ中をのぞく)
ちよ:で、でもスカートではいると危険ですね。
とも:だれものぞかないって。
大阪:年頃の男の子がどきどきするねんな。おませな正太くんとか。
   映画とかで、表向きディナーとか粛々と食べながらテーブルの下では
   足でごそごそやるのとかあるやろ?あの発想の元になってるのもこたつやねんで。
とも:ほんとか?
大阪:さぁ?

大阪:あーやっぱ日本人は日本茶やねん。ずずずー。
(ぶっ)
大阪:あ、あかんコタツでおならは危険行為や。それは反則やでー
とも:なかにねこがいたら窒息しそうだよね。
ちよ:いや、そうじゃなくて。

大阪:こうやってコタツ囲んでお話するのもええけどうつ伏せで寝っ転がってマンガ読むのもええで。
ちよ:あー眠くなってきました。
とも:まだ早いって。
ちよ:でもちょっとだけ夜更かし覚えましたよ。10時くらいまでなら起きてられます。
大阪:あかんで!そんなんまだ宵の口やで。

ちよ:あーなんか幸せです。
大阪:足元暖かくてぽかぽかしてるところでうとうとするのは最高やろ?
ちよ:あーこんな環境だったら勉強はかどりますねー
とも:こんなときまで勉強のこと考えてやがる。
大阪:いや、きもちよくて勉強にならへんって。
ちよ:私の部屋にもコタツ置いてもらおうかな?
大阪:本当は掘りごたつというのもあるねん。
   昔は炭やったから一酸化炭素中毒がたまに起きとったらしいで。

(夜中ちよちゃん沈没後に)
とも:おおお大阪。どうしてこんなホラー、サスペンス物のマンガそろえてるんだよ。
大阪:(自分が読んでるマンガ本から顔をあげて)あー 一時はまったりせんか?中学の最初ころとか。
とも:だ、だ、だからっていっていつまでも取っとかなくてもいいだろ?
大阪:あー なんや?ともちゃんびびっとんのやな?その手のものを夜中に読んだらあかんで、憑り着かれるで?
とも:お、お、お、おどかすなよ!
大阪:ははーん ともちゃん怖い話ダメやねんな? 特にホラー系とか。
とも:ばばばば、ばか!    …(ぼそぼそ)。
大阪:はぁ?
とも:だから ……(ぼそぼそ)。
大阪:なんやて?
とも:トイレ付いてきてくれ…
大阪:ははーん。怖いんやな。
とも:ば、ばか。怖くなんか無いぞ。トイレの場所が分からないから付いてきてくれって…
大阪:あー、それやったら階段下りて反対側右側。階段の下や。
とも:いや、だから… ついてきて。
大阪:しゃーないなぁ

(トイレ中)
ぱち
とも:うわわわわ 消すなバカ!
大阪:くっくっくっ

(じゃー)
がちゃ。
とも:大阪?

とも:おおさか?
大阪:(背後から)わっ!
とも:ぎゃーーーーーーーーー!

(ひと悶着の後)
大阪母:ほんとに歩も。あんまりお友達を嚇かすんじゃありません。
大阪:はぁい。
大阪母: …まったく何事かと思ったわよ …(と自分の寝室に戻っていく)
大阪:ともちゃんごめんな。
とも:知らない。(涙目)
大阪:あーすねてもた。

(部屋に戻って)
大阪:ちよちゃんあの騒ぎでも起きてこーへん。さすが大物やな。
とも:ちくしょう。かわいい寝顔して寝やがって。こうしてやる。(と鼻をつまむ)
ちよ:むにゃむにゃ
大阪:ともちゃんやつあたりはやめときーな。お詫びにこれ貸したるで。
とも:「悪魔(デイモス)の花嫁」ってまたホラーじゃないか!
大阪:ちゃうで、純愛物やで? (のー注:そうか?)

(次の日)
よみ:よー どうだった?お泊りは?
大阪:あーもう大変やったわ ともちゃんが…(ふがここ)
(とも大阪の口をふさぐ)
よみ:なんかあったの?
ちよ:さあ?
 

後日 ちよちゃんの部屋にわざわざ一段高くした畳敷きのコーナーが出来て
そこに掘りごたつを作ったそうです。 正面にパソコン。周りに本棚。勉強道具がいっぱいです。

大阪:ちよちゃん。コタツの使いかたまちごとるで?
 

p.s.
漫画のセンス(特に少女漫画)が超古いのはゆるしてけろ。もともと詳しくない上に
世代的にこんなもんになってしまうのだ。


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